つみたてNISAを始める時に書籍「つみたてNISAはこの8本から選びなさい」を参考にした。
そこで紹介されている投資信託をいくつか選んで、つみたてNISAを運用している。
始めてから1年半ほど経過したので、運用結果を報告しようと思う。
この本に紹介されている「なぜ投資信託が必要なのか?」「積み立てNISAとは?」といった前段はここでは割愛したい。
当時投資信託初心者の私にとってはおおいに役立つ内容であった。
書籍販売当時、投資信託は6000本以上あり、「つみたてNISA」で買えるのは162本であったとのこと。
その中で著者が一定の条件の下、選出した積み立てNISAが8本である。
8本の選定条件とは?
この本で紹介したつみたてNISAで購入して良い8本を紹介した選定条件は以下の通りである。
- 国際分散投資
- 日本株の比率は3分の1以下
- 日本株が入っているもの
- 為替ヘッジなしのもの
- 純資産総額が50億円以上のもの
- ターゲットイヤーファンドは外す
6つの条件を満たした投資信託とは?
これらの選定条件をクリアした投資信託は以下の8本である。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- 世界経済インデックスファンド
- のむラップ・ファンド(積極型)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- iFree8資産バランス
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド
実際につみたてNISAで運用した投資信託とは
紹介された投資信託を参考に私が実際に運用してみたつみたてNISAは以下7本である。
- 世界経済インデックスファンド
- のむラップ・ファンド(積極型)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- iFree8資産バランス
- EXE-i グローバル中小型株式ファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(追加)
S&PはつみたてNISAを始める前に運用してみて成績が良かったので、加えて見ることにした。
あくまで書籍では「8本紹介しているが、購入は1本だけにしてください」と但し書きがあるものの、
どれが最も良いかは運用して見ないとわからない状態で1本だけ選ぶメリットを感じらなかったことと、
効果比較をしてみたいということもあり、あえて複数本購入してみることにした。
2023年7月17日時点での運用結果
2022年3月から運用を始めて現時点での運用結果は以下の通りである。
2022年3月の入金では、3つに絞り混んでおり、
2022年4月以降毎月3000円ずつ均等に入金していったため、
入金額は必ずしも均等にならない。
パフォーマンスから言えること
- 8資産バランスとS&Pや全世界株式を比較した結果、値動きはほぼ同じであるが、パフォーマンスはS&Pや全世界株式の方が良かった。
- ここ1ヶ月値動きが全体的に悪化してきているように見えるが、SBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンドは上昇傾向。
- グローバル中小型株式はここ1ヶ月では意外とマイナスの影響は受けなかった。
そろそろ銘柄を絞り込もうと思い、S&Pや全世界株式により多めに金額を寄せろことにした。
しかし、絞り混んだ2銘柄は成長が鈍化傾向に見える。そこで新たに1銘柄追加でトライしてみることにした。
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(新興国株式))(追加)
1年半運用した結果、現在の選択肢は一旦書籍の紹介からほとんど離れてしまったが、
最初のつみたてNISAの投資信託の選択には貢献してくれた。
当時S&Pと日経225の2種類のファンドしか知らなかったので、
この本を通じて投資信託商品に関して見える世界が広がった。
162本を一斉に紹介するよりはこのように一定の条件で8本だけ紹介してくれることはありがたい。
ただ、時代は移り変わるので、より高パフォーマンスを望めたり、
リスク分散できる投資信託をこれからも模索して行きたい。
結局戻るなんてこともあるのかもしれないが、せっかくなので、
100円から投資できるし、100本以上の商品があるので、色々試してみようと思う。
2023年現在、最新版は9本に改訂されたよう。