簿記3級合格後、2022年7月から簿記の勉強をスタートさせて、2022年9月の試験に合格した。2度受験して1回目は不合格、2回目でようやく合格できた。
私が2ヶ月半の独学で簿記2級合格までやってきたことをシェアしたい。
結果発表
結果
80点/100点 合格は70点
内訳
第1問:16点/20点(前回12点)
第2問:18点/20点(前回16点)
第3問:12点/20点(前回14点)
第4問:22点/28点(前回16点)
第5問:12点/12点(前回9点)
初回の敗因と改善点
初回に不合格した主な敗因は以下の通り
①使用問題集を「予想問題集」のみに絞ったこと
特に仕訳に関しては予想問題集では過去問で出題される仕訳が全て網羅できていないので、過去問での対策が必要だった。しかし、過去問は収益認識基準など最近の傾向は反映されていないので、予想問題集との併用が必要。
②第4問(2)(仕訳以外)16点を捨てる選択をしたこと
原価計算の種類が多すぎて計算方法を覚えきれなかったため、捨てる選択をしてみることにした。結果、ここで足を引っ張り初回は不合格となった。
改善点としては、以下の通り
◼️仕訳の勉強量を増やした。予想問題集だけは網羅できなかったので、過去問の仕訳も学習した。時間がないため、1日あたりの仕分け問題処理量を倍に増やした。
◼️第4問(2)対策を集中的に実施した。
他の問題は対策をしていたため、4問対策を集中的に行う余裕ができた。
◼️勉強量を増やした。
ここまできたら根性論だが、勉強量を増やした。平日も休日もひたすら勉強の毎日だった。
◼️40回受験にした人のブログを読み試験の傾向を再度研究した。
◼️上記を踏まえて勉強時間と難易度の兼ね合いで連結を捨てた。
試験の感想
【第1問】
運よく比較的簡単な問題も出題してくれた。
【第2問】
前回に続いて、株主資本等変動計算書。過去問を解いていたので、当日慌てることはなかった。
【第3問】
損益計算書
予想問題集だけでなく過去問も解いておくべきだったと後悔。予想問題にはなく、過去問に出題されていた満期保有有価証券が試験でも出題されていた。クーポン利息は初見だったので、少し焦った。
【第4問】
仕訳は想定外の問題は出なかった。第2問の総合原価計算表を埋める問題。予想問題集しか解いていなかったため初見だった。
【第5問】
標準原価計算。予想問題集で対策は十分な内容
問題別対策
試験の感想と重複するが問題別に推奨する問題集の紹介を行う。
全体的に鉄板はスッキリ商業簿記と工業簿記の2冊。
商業簿記は仕訳について丁寧に解説されている。
工業簿記は最初、予想問題を解けるレベルまで達していなかったためスッキリの問題集を解くことから始めた。ここで問題に慣れたことで予想問題集出題の問題を解けるようになった。
第1問
おすすめはこちら3冊
必須は過去問。やはり過去問から出題されているように感じた。
過去問に反映されていない収益認識など最近の傾向を反映した問題が出題されているので、予想問題集との併用も必要
工業簿記の仕訳の理解を深めるために購入した仕訳専門書(結果工業簿記には役に立たなかったが、、、)スッキリや予想問題集の解説でもよくわからなかった仕入割引、仕入割戻、売上割引、売上割戻の違いについてわかりやすく解説されていて理解をすることができた。間にあるコラムに思いの外励まされた。
第2問
株主資本等変動計算書は予想問題集と過去問で十分だと思う。連結は問題に触れたことがないのでなんとも言えない。2回中2回とも株主資本等変動計算書の問題だった。
第3問
過去問中心にするか予想問題集との併用が良いと思う。予想問題集は試験で出題された満期保有有価証券の問題が出てこない。
第4問
仕訳は予想問題集でも良いと思う。工場会計の仕訳対策は過去問が役に立った。
第2問は過去問との併用。月次損益計算書、製造原価報告書、総合原価計算表、月次予算部門別配賦表、組別総合原価予算表を予想問題集、過去問と通じてできるようになっておくと良いかもしれない。
第5問
予想問題集で十分だった。
どれが出題されても良いように標準原価計算、直接原価計算、CVP分析は全て解けるようにしておいた方が良いかもしれない。特に全部原価計算、直接原価計算による損益計算書は何度も解いた。